いくちゃむブログ

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営業職で学んだこと その1

こんにちは。

いくちゃむです。

今回は、営業職をしていた時にこれは学びだったなと思ったことのお話をしようと思います。辛い環境にいるときは、つらい、しんどいという感情や自分はダメだというような自己嫌悪に襲われていました。でも、その環境から離れて、冷静に当時を振り返ることができると、学びや自分の成長に気付けました。その中の一つをご紹介しようと思います。

 

 

はじめに

私は新卒入社でとある中小企業の営業として約3年働きました。人見知りで内向的で、とうてい営業には向かない性格をしているのに、なぜか営業職を選んでしまい後悔しました。入社を決断したときには、業務内容や条件を吟味して悩んで決断したのですが、入ってみないと分からないものです。

それでも、職場の全てが嫌だった訳ではなく、人間関係には恵まれ社会人としての基礎をしっかり身につけられたいい経験だったと今では思います。

 

やりながら考える

かなり大きく影響を受けた考え、スタンスがあります。「やりながら考える、行動し続ける」ということです。営業はタイミングが最も重要と言っても過言ではありません。コンタクトを取るタイミング、提案のタイミング、訪問のタイミング。受注に繋がるとき、それらのタイミングがよくてお願いすることにしました、と言ってくださることが多々ありました。

私は元々、熟考して計画を立てて行動しないと不安になる性格でした。イレギュラーや準備していないことに咄嗟の反応をすることが苦手で、あらゆることを想定して念入りな準備をしていました。準備を念入りに行うことはダメなことではなく、むしろ褒められることだと思っています。ただ、営業としては、初動が遅くなりマイナス面の方が大きいのです。

上司からは

「完璧な素案はいつまで経っても完成しないから、ある程度カタチができたら、あとはやりながら考えたり修正したりして行動しないとビジネスチャンスを逃すぞ」

と怒られたことがありました。

言われたすぐは、「そんなこと言われても無理だよ」と思っていました。想定のない質問をされたらどうするの?とかそもそも提案する時にスラスラ喋れないといけないと思い込んでいました。そんなとき、別の先輩からこう声をかけてもらったのです。

「そんなに不安にならなくても大丈夫だよ。色んな想定をしていたら大変でしょ?ある程度カタチができたらそれをぶつけて相手の反応を見て、その後のプランを組み立てた方が効率がいい。返答に時間がかかっても丁寧に対応したら大丈夫。何かあったら助けるから。」

二人が話してくれたことは伝えたいことはきっと一緒で、先輩は上司の話したことをさらに具体的にやんわりとした表現で翻訳してくれたのだと思っています。

そして、徐々に言われたことを意識して行動するようになっていくと、初動が早くなった分、話が進行しているという感覚が持てたり、無駄な労力を減らせたり、お客様からタイミングよく声をかけてもらえたなど好評を頂けたり、いい変化を感じられて少し自信が持てるようになりました。

終わりに

「やりながら考える」とか「まず行動してみる」とか一歩踏み出すことの大切さを身に染みて感じました。これは仕事だけに限らず言えることだと思います。悩んで悩んで行動できなくて、タイミング合わずずっと行動できないなんてもったいないですよね。

とりあえず、一歩だけ進んでみると意外とそのあとはスムーズに進んでいくということもある。迷った時も小さいことだけでもやり続けると道筋が見えてくることもある。

こんな風に考えて行動できるようになったのはこの職場にいたおかげだったなと感じています。

 

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